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生きるとは
春夏秋冬 平成2年
この世の中では、個人の身上にも、家族の上にも、あるいは社会や国家の上にも、予定や計画を超えたことが、たびたび起きてくるものです。
勿論、だからと言って、予定や計画がつまらないものだという意味ではありません。
個人としても、家族としても、その他いろいろな集団や組織としても、それぞれに目標を掲げ、計画を練り、予定を立て、それに従って行動することは、まことに大切なことです。年度年度の計画から、三ヶ年計画、五ヶ年計画、長いものになると十ヶ年計画といった息の長いものまであります。
およそ人間の集まりであって、そういうもののないところはありません。
しかし、計画や予定はあくまでもある枠の中のことであって、世の中には、あるいはこの天地の間には、この枠からはみ出し、枠を超えたことが量り知れないほどあり、それがいつ現実のものとなってくるか分かりません。
昨年から今年にかけ、ソビエト連邦や東欧諸国で起こったことなど、まさしくその生きた実例です。
また、近年世界のあちこちで起きた地震などもそうです。
いずれも、人間の計画や予定のなかには入らないことばかりです。このような変動や現象を、いったい誰が予想したでしょうか。
これに似たようなことは、これで終りということはなく、まだまだこれからも起こるでしょう。いや、必ず起こるものと、覚悟しておかなければなりません。
大切なことは、起きてくる様々な出来事をどう受けとめ、迫ってくる問題にどう取り組み、いかに対応していくかということです。
予定や計画にないことが起きてきたといって、そのたびにあわてふためいたり、うろたえたりしてはおられません。
逃げ回っているようなことでもなりません。できようができまいが、とにかく正面から出来事や問題を直視し、立ち向かい、取り組まなければなりません。
思えば人間は太古から、幾度も数えきれないほど、予定にはなく予想もできない大きな出来事に出会い、問題と取り組み、その中で汗と涙を流しながら鍛えられてきたのです。
残暑のなか、やがてお盆を迎えます。今は亡き無数の方々の、そのような労苦を偲ばずにおれません。
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