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岡田典明(在籍輔教)
命のバトンは信心から -91-

 前回、市民講座開催に至るまでのいきさつについて概略を紹介いたしました。英会話講師の無断欠席という、まことにヒョンなきっかけから、今日まで十二年、二百五十回を越える市民講座、『歴史と万葉の旅』が始まったわけです。
 講座は、月二回、第一、第二の二クラスにわかれ、午前十時から十二時までの二時間、歴史と万葉集の世界について様々な話題をとりあげ、お話をしています。受講者の中心は七十代ですが、定年後の六十代もおれば、なんと八十代の方も熱心に受講されています。八十代の方に、なんとというのは失礼ですね。両講座合わせて、五十名を超えるレギュラーに、その時々に飛び入りのメンバーが加わり、出入り自由の肩ひじ張らない、楽しい講座になっています。(会員の意見)出入りが自由というのは、どういうことかと申しますと、この世代の特有の事情がそうさせるのです。「治療のためしばらく休ませてもらいます。」「家族の介護のため休みます。」「リハビリでよくなりましたので、また参加させてもらいます。」など、実に多彩で現実味あふれる事情がありますので、出入りが自由というわけです。
 こうした事情があるにもかかわらず、私が感心するのは、皆さんの旺盛な知識欲です。歴史や万葉集に興味をもっておられる方々ですから、元々それなりの基礎知識があり、さらにその上に何かを身に着けたい、わかりたいという気持で参加されていますから、「二時間があっという間です。」と、言ってくださいます。それに対し私は「ほんとかな…、人の話を二時間も聞くのはつらいのになぁ…。よくもまぁ聞いてくださることよ。」といつも思いますが、皆さんの類まれな好奇心と意欲に助けられて、今日までつづけることが出来ているのだと思っています。
 この講座の中で私は、受講生の皆さんに「歴史を学ぶということは、皆さんの命のバトンを明らかにすることです。」と、事あるごとに述べています。
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