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扉絵集



岡田典明(在籍輔教)
命のバトンは信心から -84-

 来年(平成29年)は、私の信心にとって大きな節年になるようです。先ず、大津親教会初代教会長、高阪松之助師にお道を伝えられた、難波教会初代教会長、近藤藤守師の百年祭のお年柄であること。また、伊勢教会開教百十年、二代教会長、高阪正太郎師四十年祭の年でもあります。さらに私事にわたり恐縮ですが、母、信子の十年祭、父、堯の生誕百年、小生、関西金光学園奉職五十年とつづきます。
 この様なお年柄に出合われることは皆さんの人生の上でも、しばしば起こりうることであり、体験されることではないでしょうか。しかし、気付かずに過ごしてしまうことも多いのです。かく言う私自身がそうでした。このことに気付かせてもらいましたのは、伊勢教会の開教百十年と難波教会初代先生の百年祭の情報が届いてしばらくたってから、その他の事柄もようやく現実のものとして、意識されるようになったのです。そして先にあげました、一つ一つの事柄の持つ意味を改めて振り返り、考えてみますと、そのいずれにも共通することは、私の信心に深く関係しているということです。
 このことに気付かされた私が最近心がけておりますことは、藤守先生、松之助先生、伊勢教会初代、高阪伊之助先生、わが信心の師匠、正太郎先生のご事績と信心のご内容を改めてこの機会に一層わからせてもらえるよう、それぞれのお伝えを再読させていただくことです。
 いろいろの資料を読ませていただきますと、以前に読んだ時とはまた別の趣があることに気付かされます。とりわけ記念のお年柄ということを意識して読ませてもらいますと、そのご内容の尊いことに心打たれます。そしてその残されたお言葉やみ教えが、今の自分に繋がっていると感じますと、本当に身が震える思いが致します。
 父母への思いも同様です。「偲」という字は、人を思う、ということで、在りし日の、その人のことを思い出してあげることではないでしょうか。生誕の日、お国替えの日はもとより、記念の日を忘れず、「祈念」の日ととらえていきたいものです。
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