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扉絵集



岡田典明(在籍輔教)
命のバトンは信心から -81-

 ブラジルのリオデジャネイロで開かれたオリンピックも日本の選手の大活躍でおわり、次回の東京オリンピックへの期待が一層強まり、選手の皆さんに、本当にありがとう、お疲れさまと言いたいですね。
 さて、オリンピックと同時期にはもう一つの大イベント、高校野球の夏の大会がありましたが、オリンピックの大興奮のゆえか、心なしか影の薄い大会であったと感じたのは、私ばかりではなかったのではないかと思います。オリンピックの直前に全国各地で行われた地方大会も、もう一つの感がありました。しかし、そんな雰囲気の中で、金光大阪高等学校は、大阪府の大会で勝ち残り、なんと決勝戦に出場したのです。過去、春二回、夏一回の出場以来、久しぶりに『こんこう』の名を、大阪府下はもとより、全国に知らしめたのです。残念ながら決勝では、大差で敗れ、甲子園への切符は逃しましたが、金光大阪の健在ぶりを多くの人に伝えたことは間違いありません。
 野球のみならず、関西金光学園に学ぶ生徒が、クラブ活動を通じて『金光』の名を世間に広めてくれることを、素直に喜びたいと思います。そしてそのほとんどが、未信奉者や他宗の子弟であることに、思いを致さねばなりません。
 彼らの多くは、試合の前後、学校広前に参拝します。まことに「ようお参り」としか言いようがなく、ありがたいことであります。
 近藤藤守先生の伝えに「神様のご紋を菓子にして売るようになったかな。ここまで道が広まったかと思えば、近藤さん、うれしいのう。…」と教祖様がお喜びになったことが記録されていますが、生徒のユニフォームや部旗に金光の名と八ツ波の教紋がプリントされている今日、神様、教祖様のお喜びは、いかばかりかと思わしてもらうことであります。
 二歳九カ月になる私の孫娘が、車で移動中、突然「まんまんちゃん」と言ったそうです。嫁が見るとそこには、なんと金光教のお教会があったそうです。幼子にとって、八ツ波がまんまんちゃんだったのでしょう。
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