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輔教 岡田典明
命のバトンは信心から-96-

 前号で、今年は「生神金光大神」のご神号と「天下太平…の幟を染めて立て…」のお知らせがあってから百五十年の「節年」に当たると、申しました。私たち信奉者にとって、この節年をどのように受け取らせていただければよいか、お互いの信心が問われているように思います。節年と言えば、昨年は、藤守先生百年、伊勢教会百十年、伊勢教会二代教会長四十年のお年柄でありました。それに加えて今年は、大津親教会開教百三十年の記念すべき年であり、来年には教団独立百六十年を迎えます。
 私たちは、日々の生活を単に生きているのではなく、歴史の中で生かされているのであり、一見何の変哲もない人生でありながら、そこには折り目節目があるようです。このことは各家庭や個人の歴史にも当てはまります。そこにも節年があるのではないでしょうか。
 教祖様のみ教えに「…草木でも節から芽が出て、枝葉を茂らせているであろう。しかし、節は堅くて折れやすい。人間のやく年も同じことである。信心辛抱していけば、節年を境に年まさり代まさりの繁盛のおかげを受けることができる。」とあります。
 節年から新しい芽が出て、枝葉を茂らせることになるか、自らの信心が凝り固まり、頑なになって、ややともすれば家族、一族に伝わらず、途絶えてしまうようなことになりはせぬか、お互いの信心が問われていると申したのは、そのようなことであります。
 教祖様の信心が藤守先生、大津初代先生を経て、伊勢教会に受け継がれ、私たち一人ひとりは、そのご信縁に繋がっているわけであります。節年はそのご信縁を改めて自分自身の信心に頂きなおす絶好の機会であると思います。節年を境に、教会をあげて、信徒の家族一同新しい信心の芽を育てていきたいものです。命のバトンは信心からのタイトルもそのような願いの中から生まれたものです。
 今年は、大津親教会百三十年の節年を新たな信心の芽生え年と頂き、来年の教団独立百六十年をお迎えし、年まさり代まさりの繁盛のおかげ年にしたいものです。
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