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若先生日記

メ-ルマガジン

覚悟
2008.10/4 (土)
ことしの6月の秋葉原通り魔事件、10月の難波雑居ビル放火事件
「突然」、「何の関係もない」人たちが
「無差別」的な犯行の「犠牲」になる
感じるのは
「誰でもよかった」とか、「どうでもよくなってやった」と
自暴自棄に犯行に及んだ犯人への「憤り」であったり
どうしてこのような目に遭わねばならないのだろうか?
という運不運を左右するなにかへの「恐怖」であったり
自分でなくてよかった、という「安堵」であったり
「だから、神様にお護りいただかねば」と「祈る」のだけど
被害者、遺族の助かりはという問いの「答え」は出ない
いつどこで
苦しさをそんな行為で紛らわそうとするそんな「紛争」に
出くわすか分からない

難波の事件をニュースでみていて、偶然そこに居合わせた方達のことを想った
その中のひとり
人のために一生懸命だった介護士さん
「自分を犠牲にしても人のために生きる人だった」という


一昨年
酒に酔って線路に落ちた人を助けに行って亡くなった男性のこと

落ちた人は生き残り、助けに行った方が命を落とした
いつどこでそういう場面に出会うか分からない
その人を助けたいと思う瞬間まで
これからいく仕事のこと
明日の楽しい約束のことを考えていたかもしれないのに
考えていたら動けないだろう、思わずただただ助けたいと動いたのだと思う

それならきっと

個室ビデオで炎の中で亡くなった方達も、アキバで凶器に倒れた方達も
追いつめられた人を 能動的ではなく、受動的なかたちで
助けにいって死んでしまわれたのだ

だから私も覚悟しなければならない

なぜなら、「人を助けたい」「人の助かるお役に立ちたい」
といつも言っているのだから

何の関係もない人に殺されてしまう怖い世の中だけど
何の関係もない人に助けてもらったことも何度もある私


世界中で起きていることに
「私には関係ない」って言いきれることがどれくらいあるのだろう

だからいつも覚悟がいる

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